本多孝好「WILL」

WILL

WILL

累計30万部超のベストセラー『MOMENT』の待望の姉妹編。
『MOMENT』の主人公・神田の幼馴染の女性、
葬儀屋・森野の視点で描かれる本作は、
前作のラストから7年後の物語。
18歳のときに両親を事故で亡くし、家業の葬儀屋を継いだ森野。
29歳になった現在も、寂れた商店街の片隅で店を経営する。
日々淡々と、社長としての務めを果たす森野のもとに、
仕事で関わった「死者」を媒介にした、
数々の不思議な話が持ち込まれてくる――。
「死者」たちが語ろうとするものは何なのか?
それぞれに潜む「真実」を、森野は探っていく…。

途中の「不思議な話」にあまり魅力が感じられないながらも
キャラクターの良さで、なかなか読ませます。
ラストがなかなかオシャレ。
今年108冊目/3点(5点満点)

これで今年はおしまい。
今年は108冊でした。
なんだか煩悩の数みたいだなぁ。
明日、2009年のベスト10を発表します。