道尾秀介「龍神の雨」

龍神の雨

龍神の雨

すべては雨のせいだった。雨がすべてを狂わせた。
血のつながらない親と暮らす二組の兄弟は
それぞれに悩みを抱え、死の疑惑と戦っていた。
些細な勘違いと思い込みが、新たな悪意を引き寄せ、
二組の兄弟を交錯させる。
両親の死の真実はどこに?
すべての疑念と罪を呑み込んで、いま未曾有の台風が訪れる。
慟哭と贖罪の最新長編。

いやぁ、面白かったですねえ。
そのまま映像化できるというか、読んでいて
アタマの中にその場面の映像が浮かんできます。
道尾さんお得意の仕掛けにも納得。
ラストは、やっぱりそうなるのか…。
その後の展開も気になるところでした。
個人的には、道尾さんのベスト。
今年55冊目/4点(5点満点)