米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」

儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。
中でも「最後の一撃(フィニッシング・ストローク)」と呼ばれる
ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は
短編の華であり至難の業でもある。
本書は、その更に上をいく
「ラスト一行の衝撃」に徹底的に拘った連作集。
古今東西、短編集は数あれど
収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ!

う〜ん、どうかなぁ。
上の出版社のコメントを先に読んじゃうと
乾くるみさんのような鮮やかな展開を期待して
どうしてもラスト一行に注目しちゃうけど
なんか不発だったような気が…。
その「あおり言葉」がなければ
そこそこ面白いとは思うんですが…。
3点(5点満点)