重松清「なぎさの媚薬2」

哲也の青春・圭の青春―なぎさの媚薬〈2〉

哲也の青春・圭の青春―なぎさの媚薬〈2〉

今度こそ、あなたを救い出してみせる。過去に戻れることができるなら。
もう一度すべてをやりなおすことができるなら。
ぼくは、あの夜のあなたを、抱きたい。
不思議な娼婦・なぎさが男たちに見せる、一夜の夢―。
待望のシリーズ第2巻。

天下のおっちゃん週刊誌、週刊ポストに連載されていただけあって
エッチシーンが満載の中編小説2編。
週刊誌だけあって毎週エッチなシーンを盛り込むという
制約でもあるんでしょうか、ちょっと強引なカンジも…。
いや、嫌いじゃないんですが。
しかし、重松にかかれば、こんなにも切ない小説になっちゃうんですね。
オジサンの琴線に触れる、ニクイ設定です。
やっぱりウマイわ、この人。
ちなみに「なぎさの媚薬1」の方は未読です。
あるレビューを読むと、性描写が「2」になって
減っていると書いてありました。
「1」はどんなんや? 楽しみ!?
4点(5点満点)