大島真寿美「ほどけるとける」

ほどけるとける

ほどけるとける

平和な気持ちになりたくて、
女の子特有の仲良しごっこの世界を抜け出した18歳の美和。
夢も希望も自信も失って、祖父が経営する銭湯でバイトをしながら、
どうにも先が見えない日々を過ごしていたのだが…。
あなたの疲れた心を、そうっとあたためる、やわらかな成長の物語。

う〜ん、こういう本はいざ感想を書くとなると難しいもんです。
シャープなトリックもないし、意外なプロットのないし…。
ズバッと謎を解く名探偵や息つくヒマもないサスペンスもないし…。
あ、だからって、面白くないということじゃなく
あえて書くとすると、読み心地のいい、元気の出るお話となるでしょうか。
キャラもそれぞれ立っていて魅力的でした。
とくに主人公の弟、RPGゲーム命の中学生が面白い。
3点(5点満点)