門前典之「屍の命題」

屍(し)の命題 (ミステリー・リーグ)

屍(し)の命題 (ミステリー・リーグ)

湖畔に立つ亡くなった大学教授の持つ別荘に
集められた人びとは全員が死体となって発見された。
が、殺害時間も死因もバラバラ
「順番」に殺されていったとしか思えない。
いったい「犯人」は何を意図していたのか。
究極の「嵐の山荘」、ほんとうに誰もいなくなった!

一部でカルト的な評価を得た幻の怪作が復刊。
というウワサを聞いて、読んでみたもの。
いわゆる〈バカミス〉系の作品といってもいいのか。
タイトルがちょっと仰々しいので
読みにくい文章なんじゃないかと心配しましたが
なかなか読みやすく、心配は杞憂でした。
オバカなトリック(←褒め言葉)を含め
充分楽しませてもらいましたよ。
今年44冊目/3点(5点満点)