倉阪鬼一郎「四神金赤館銀青館不可能殺人」

四神金赤館銀青館不可能殺人 (講談社ノベルス)

四神金赤館銀青館不可能殺人 (講談社ノベルス)

花輪家が所有する銀青館に招待されたミステリー作家屋形。
嵐の夜、館主の部屋で起きた密室殺人、
さらに連鎖する不可能殺人。
対岸の四神家の金赤館では、
女の「殺して!」という絶叫を合図に
凄惨な連続殺人の幕が切って落される。
両家の忌まわしい因縁が呼ぶ新たなる悲劇!
鬼才が送る、驚天動地のトリック!

作者のとんでもない苦労には敬意を表するものの
全体のストーリーがイマイチだったか。
同じ趣向でも、昨年9月に出た
「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」の方が
さらにバカバカしくて面白かったですねえ。
今年31冊目/3点(5点満点)