有川浩「キケン」

キケン

キケン

成南電気工科大学にある「機械制御研究部」なるサークル。
ここは、その活動における様々な伝説や破壊的行為から
「キケン」と称され、忌み畏れられていた。
「キケン」はまさしく、危険人物に率いられた特殊集団であり
犯罪スレスレの「実験」を行うことすら日常であった。
これは、その黄金時代を描いた物語である。

いやぁ、イキオイのある話でした。
こういうのを書くとうまいですねえ、有川さん。
ここ何作か、面白いんだけど
なんかちょっと物足りない感じだったんですが
これには満足させていただきました。
漫画風の表紙カバーや扉も秀逸!
今年16冊目/4点(5点満点)