おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり

satkubota2010-01-28

たくさんのふしぎ」は福音館書店が発行する絵本の月刊誌。
比較的安価なことと、ソフトカバーの手軽さで
わたしも子供が小さい時に何冊か買った憶えがあります。
その2010年2月号『おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり』に
「喫煙シーンが頻繁に描かれており、
本文にもタバコを礼賛する内容が記載され、
WHOタバコ規制枠組み条約に違反する、
また日本たばこ産業株式会社の関与が疑われる」との指摘が
読者からあったそうです。
これに対して出版社からは
「主人公のおじいちゃんがタバコ好きという設定になっており、
おじいちゃんがパイプをくわえ
喫煙したまま孫たちと同席している場面も複数描かれています。
これは、過去と現在をわかりやすい形で
関係づける小道具として使用したもの」と回答していますが
この雑誌は販売中止になりました。
そういう事情で、現物を見ていないので
軽率なことはいえないんですが
たしかに昔の人(というと表現があいまいですが…)は
たばこ好き、キセル好きの人が多かった。
おじいちゃん=たばこ、という図式が出てくるのは
そう不自然なことではなかったんですよねえ。
なので、ちょっと過剰な反応なんではないかと思ったり。
わたし自身は非喫煙者でありますが
きちんとマナーを守っている人(が少ないんですが)にとっては
非常に肩身の狭い世の中になったものです。