門井慶喜「おさがしの本は」

おさがしの本は

おさがしの本は

簡単には、みつかりません。
この迷宮は、深いのです。
生まじめでカタブツの図書館員が、お手伝いいたします。
極上の探書ミステリー。

司書資格を持った図書館員が本を探してくれる
リファレンスという仕事を題材にした連作短編5本。
それぞれに謎が出てくるんだけど
全体を通して、図書館に関わる大きな問題も。
ある意味、「図書館戦争」と言えなくもないかも…。
最後はなかなか爽やかな着地でした。
今年8冊目/3.5点(5点満点)