柴田よしき「流星さがし」

流星さがし

流星さがし

新米弁護士・成瀬歌義は、京都の人権派弁護士の事務所から、
東京の大手法律事務所に移籍してきた。
武者修行してこい、というわけだ。
ところが、勝手の違うことばかり。
熱意は空回りし、依頼人には嫌われ、
あげくには関西弁がよくない、とまで言われてしまう。
しかも、持ち込まれる相談も、一風変わったものばかりで…。
青年弁護士の奮闘と成長がまぶしい、爽やかな傑作青春ミステリー。

他所から来たものが、その街に馴染みながら
人情系の謎を解いていくということからか
東野さんの大評判作「新参者」を思い出してしまいましたが
こちらの方がずっと面白かったという印象。
うまいもんです、柴田さん。
続きも読みたいなぁ。
アマゾンのコメントで、この作品が
柴田さんの「桜さがし」という作品の続編だということを知りました。
なるほど、そうだったんですね。
…全然憶えていませんが。
今年6冊目/4点(5点満点)