雫井脩介「殺気!」

殺気!

殺気!

大学生のましろは、12歳のとき、
何者かに拉致、監禁された経験があった。
無事に保護されたが、犯人は不明のままだ。
今、当時の記憶はない。
というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、
その出来事を頭に封じ込めてしまったからだった。
そのためか、ましろには特異な能力があった。
ましろの不思議な力に興味を持ったタウン誌記者の次美は、
彼女の過去を調べ始める。
やがて、拉致・監禁の真相が明らかになるとき、
新たに恐るべき事件が…。

なかなか面白そうな設定なのに
それが活かしきれていない印象でした。
中盤もちょっと退屈だったか。
今年1冊目/2.5点(5点満点)