道尾秀介「球体の蛇」

球体の蛇

球体の蛇

あの頃、幼なじみの死の秘密を抱えた17歳の私は
ある女性に夢中だった……。
狡い嘘、幼い偽善、決して取り返すことのできないあやまち。
矛盾と葛藤を抱えて生きる
人間の悔恨と痛みを描く、人生の真実の物語。

う〜ん、なんだかイマイチだったか。
龍神の雨」「花と流れ星」が面白かっただけに
道尾さんにしてはヒネリのない
あまりにもストレートな話に、やや期待外れ。
じめじめとした暗い話も、
最後まで陰陽が反転しなかったし。
今年106冊目/3点(5点満点)