ジェフリー・ディーヴァー「ソウル・コレクター」

ソウル・コレクター

ソウル・コレクター

科学捜査の天才リンカーン・ライムのいとこ
アーサーが殺人の罪で逮捕された。
自分はやっていない、とアーサーは主張するも
証拠は十分、有罪は確定的に見えた。
しかしライムは不審に思う―証拠がそろいすぎている。
アーサーは罠にかかったのではないか?
そうにらんだライムは、刑事アメリア・サックスらとともに
独自の捜査を開始、同様の事件がいくつも発生していることを知る。
そう、姿の見えぬ何者かが、証拠を捏造し
己の罪を他人になすりつけ、殺人を繰り返しているのだ。
犠牲者を監視し、あやつり、その人生のすべてを奪い、収集する
史上もっとも卑劣な犯罪者。
神のごとき強大な力を持つ相手に
ライムと仲間たちはかつてない苦戦を強いられる…。

安定した面白さ。
途中いくつも出てくるツイストに今回もはまってしまいました。
そういえば、いま読んでる「後悔と真実の色」に出てくる
刑事が本を読んでるシーンがあるんですが
それがどうやらディーヴァーの短編集「クリスマスプレゼント」のよう。
貫井さんもファンのようですね。
今年99冊目/4点(5点満点)