綾辻行人「Another」

Another

Another

その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。
1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は
何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。
不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ
接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。
そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!
この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?
秘密を探るべく動きはじめた恒一を
さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。

「ホラーとミステリーの融合」「著者の新たな代表作」との
良い評判を見て、期待が高過ぎたかな。
意外と素直な学園ホラーだと思いましたね。
しかし、このボリュームを感じさせない
ストーリーテラーとしての才能はスゴイものがあります。
今年98冊目/3点(5点満点)