東野圭吾「新参者」

新参者

新参者

舞台は、日本橋
江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された
ひとり暮らしの40代女性の絞殺死体。
「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる
彼女の身に何が起きていたのか。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は
事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。

殺人事件が起こり、その事件が話の中心となるのだが
読ませどころは、章ごとに入れ替わる
事件に多少なりとも関わった人たちの人情の厚さと
それを解き明かす加賀の行動でしょうか。
そういう意味で、舞台を日本橋にしたのは必然とも言えそう。
最後の九章で殺人事件が解決するんですが
この章が一番つまらなかったくらい。
今年96冊目/3.5点(5点満点)