島田荘司「犬坊里美の冒険」

犬坊里美の冒険 (光文社文庫)

犬坊里美の冒険 (光文社文庫)

雪舟祭のさなか、衆人環視の総社神道宮の境内に
忽然と現れて消えた一体の腐乱死体!
残された髪の毛から死体の身元が特定され、容疑者として
ひとりのホームレスが逮捕・起訴された…。
しかし、死体は、どこに消えたのか?
そして、被告人の頑なな態度は、なぜなのか?
司法修習生として、倉敷の弁護士事務所で
研修を始めた犬坊里美は、志願して、その事件を担当した!
里美の恋と涙を描く青春小説として
津山、倉敷、総社を舞台にした旅情ミステリーとして
そして仰天のトリックが炸裂する島田「本格」の神髄として
おもしろさ満載の司法ミステリー、ここに登場!

トリックの是非はおいておくとして
小説の部分が陳腐ですなぁ。
主人公の犬坊里美のキャラもなんだかよくわからないし。
連載していた「女性自身」を意識しすぎたか?
今年91冊目/2点(5点満点)