道尾秀介「花と流れ星」

花と流れ星

花と流れ星

死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。
その助手の凛。
凛にほのかな思いをよせる、売れないホラー作家の道尾。
三人のもとに、今日も、傷ついた心を持った人たちがふらりと訪れる。
友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。
拾った仔猫を殺してしまった少女。自分のせいで孫を亡くした老人…。
彼らには、誰にも打ち明けられない秘密があった。

「背の眼」「骸の爪」の真備シリーズの第三弾にして
シリーズ初の短編集ということになるのか。
このシリーズって、こんなに面白かったのか?と思うほど
粒揃いの話が並んでいました。
なかでも最初の「流れ星のつくり方」はいいですねえ。
道尾さんの作品は「背の眼」だけが未読。
近いうちに読んでみましょ。
今年78冊目/3.5点(5点満点)