北國浩二「リバース」

リバース

リバース

誰もが振り向くような自慢の恋人を
エリート医師に奪われてしまった省吾。
あることからこの医師が彼女を殺してしまうと「知った」彼は
全てをなげうって奔走する。
そんな省吾の「執着」に、周囲の人間はあきれ
次第に離れていってしまうのだが…。
やがて、事態は思いも寄らない方向へ転じていく。
痛々しいほど真っ直ぐな気持ちだからこそ
つかむことのできた「真実」とは。

う〜ん、ネタとしては悪くないと思うのですが
小説としてイマイチというか、雑な感じ。
主人公に感情移入できないのも辛いところです。
しかし「本当の動機」には感心しましたよ。
今年75冊目/3点(5点満点)