石持浅海「まっすぐ進め」

まっすぐ進め

まっすぐ進め

書店で真剣に本を選ぶ美しい女性。
まるで絵画のような光景に見とれた川端直幸。
友人の紹介でその女性・高野秋と偶然にも知り合う。
やがて始まるふたりの交際。
関係が深まる一方で、秋にちらつく深い闇は消えない。
そして、ついにその正体が分かる時がやってくるのだが…。

石持さんらしい連作短編集。
ただし、今回はオチがいまいち決まらなかったというか
膝を打つような納得の謎解きにはならなかった。
それでも充分魅力的なお話でした。
今年58冊目/3点(5点満点)