坂木司「短劇」

短劇

短劇

たとえば、憂鬱な満員電車の中で。
あるいは、道ばたの立て看板の裏側で。
はたまた、空き地に掘られた穴ぼこの底で。
聞こえませんか。何かがあなたに、話しかけていますよ。
坂木司、はじめての奇想短編集。
少しビターですが、お口にあいますでしょうか。

ウワサで、今度の坂木司は黒いぞ〜と聞いていたのですが
読み始めてみると、そうでもない。
あ、こんなのも書けるんですね…と思っていたら
どんどんブラックになっていきました。
でも、なかなか面白いですよ〜。
今年50冊目/3点(5点満点)