三津田信三「密室の如き籠るもの」

密室の如き籠るもの (講談社ノベルス)

密室の如き籠るもの (講談社ノベルス)

猪丸家に突然、謎の女が現れる。その名は、葦子。
狐狗狸さんのお告げを伝える彼女が後妻に来てから何かがおかしい。
そんなある日、屋敷の2階で密室殺人が起きた。
惨事の元凶は狐狗狸さんなのか、はたまた……。
旧家をおそった凄惨な事件を、刀城言耶が解明する!
表題作ほか、全4編収録。シリーズ最新作登場!

「首切の如き裂くもの」「迷家の如き動くもの」
「隙魔の如き覗くもの」の3話が短編で、表題作が中編。
どれも、なかなか良く出来ていました。
中でもやはり中編の表題作がベストでしたね。
最初は解決に物足りなく思ってましたが
もうひとひねりあったことに納得。
今年39冊目/3.5点(5点満点)