重松清「みぞれ」

みぞれ (角川文庫)

あなたに似た人が、ここにいる――。
幼なじみの少女が自殺未遂、
戸惑いながら「死」と向き合う高校1年生の少年。
結婚7年目、セッカチな夫にうんざりしてきた妻。
子供がいないとつい言えなくて、一芝居うつ羽目に陥った夫婦。
どちらかがリストラされる岐路に立たされた40歳の同期社員。
晩年を迎えた父に複雑な思いを抱く43歳の息子……。
ひたむきな人生を、暖かなまなざしでとらえた１１の物語。
文庫オリジナル短編集。
＊
いつも書いてることですが
やっぱり、うまいなぁ重松さん。
印象に残ったのは「メグちゃん危機一髪」「石の女」
「望郷波止場」それに「ひとしずく」あたりか。
表題作の「みぞれ」はちょっと辛すぎました。
今年30冊目／3.5点（5点満点）