万城目学「プリンセス・トヨトミ」

プリンセス・トヨトミ

プリンセス・トヨトミ

このことは誰も知らない。
五月末日の木曜日、午後四時のことである。
大阪が全停止した。
長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは
東京から来た会計検査院の三人の調査官と
大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。
前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。

う〜ん、長すぎませんか、これ。
3分の2くらいの長さに刈り込んでもいいのでは。
この本の前に読んだ重松清「希望ケ丘の人びと」も
ほとんど同じページ数(しかも二段組)なのに
あっちは長さを意識することなくスラスラ読めたんですが…。
設定も前2作に比べ、やや中途半端だったか。
今年26冊目/3点(5点満点)