重松清「希望ケ丘の人びと」

希望ヶ丘の人びと

希望ヶ丘の人びと

いじめ、学級崩壊、モンスター・ペアレント、家族の死…。
70年代初めに開発された街・希望ヶ丘…
そこは、2年前にガンで逝った妻のふるさとだった…。
亡き妻の思い出のニュータウンに暮らす父子を描く感動長編。

読み始めは、やや話を作りすぎた印象を受けたが
いつのまにやら、そんなことはぶっ飛んでしまうくらいの面白さ。
端役に至るまでキャラが立ってました。
その中でも、やっぱりエーちゃん!
メチャクチャ言ってるようでいて、真実をついた深〜い言葉が
こっちの胸にまで突き刺さります。
今年25冊目/4点(5点満点)