多島斗志之「黒百合」

黒百合

黒百合

「六甲山に小さな別荘があるんだ。
下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。
きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。
一彦という名前だ」
父の古い友人である浅木さんに招かれた私は
別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で
「この池の精」と名乗る少女に出会う。
夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死。
一九五二年夏、六甲の避暑地で
かけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き
文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。

なるほど、そういう仕掛けでしたか。
でもボンヤリ?読んでいたせいか
あまりビックリできなかったです。
今年26冊目/3点(5点満点)