アガサ・クリスティー「ゼロ時間へ」

ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

残忍な殺人は平穏な海辺の館で起こった。
殺されたのは金持ちの老婦人。
金目的の犯行かと思われたが
それは恐るべき殺人計画の序章にすぎなかった――
人の命を奪う魔の瞬間"ゼロ時間"に向け
着々と進行する綿密で周到な計画とは?
ミステリの常識を覆したと高い評価を得た野心作。

読んだのは数十年前に買ったポケミス版。
翻訳は、詩人であり翻訳家としても有名な田村隆一氏。
…なんだけど、この訳が辛かった。
意味が捉えられず何回も前後したり
長い時間読み続けることができなかったりして。
それに誤植の多さにも驚いてしまいました。
名作といわれている作品だっただけに
すっきりした翻訳で読みたかったなぁ。
いま出ているクリスティー文庫版は新訳だそうです。
今年24冊目/3点(5点満点)