道尾秀介「鬼の跫音」

鬼の跫音

鬼の跫音

鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。
蝶に導かれて赴いた村で起きた猟奇殺人事件。
いま最も注目を集める新鋭・道尾秀介
満を持して送り出す、初の連作短編集!

意外にも著者初の短編集。
「奇妙な味」というジャンルになるんでしょうか
不気味な話が6本で構成されています。
どの話にも「S」という人物(各話、別の人物)と鴉が出てくる。
ミステリー的仕掛けもあって面白いのだが
ちょっと物足りなさを感じてしまうなぁ。
それだけ道尾さんには期待しているということですが。
今年21冊目/3点(5点満点)