野口文雄「手塚治虫の『新宝島』〜その伝説と真実」

手塚治虫の「新宝島」その伝説と真実

手塚治虫の「新宝島」その伝説と真実

戦後漫画の出発点『新宝島』の“核心”が
新資料発掘により初めてベールを脱ぐ!
手塚資料研究第一人者の著者が
40年の研究成果のすべてを注いだ、注目の書。

「新寳島」復刻の立役者・野口文雄氏が
復刻版出版のために書いた企画書がベースになった研究書。
未発表のものも含む数多くの図版は見ているだけでも楽しい。
「豪華限定版」の付録として付いていた未発表の原画も
すでにこの本で紹介されていましたね。
中野晴行著「謎のマンガ家・酒井七馬伝―「新宝島」伝説の光と影」で
「新寳島」の功績は酒井にあるとした論点に対して
野口氏が反証していく過程は、やや強引ながらも納得いくもの。
(「謎のマンガ家・酒井七馬伝」の方は未読)
ただ、当の二人が亡くなっているいま
真実は謎のままの方がいいようにも思うんだけど。
今年20冊目

昨日、ジェネオンから「予告編マンガ大全集」が届きました。