畠中恵「アイスクリン強し」

アイスクリン強し

アイスクリン強し

ビスキット、チヨコレイト、アイスクリン
シユウクリーム、スイートポテト。
南蛮菓子から西洋菓子へと呼び名が変わり、新たな品々が数多登場。
そんなスイーツ文明開化の東京で、孤児として生まれ育った真次郎は
念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。
そこには今日もまた、甘い菓子目当てに若い元幕臣の警官達がやってくる。
菓子作りの修業に精を出したい真次郎に、厄介事が次々と……。

江戸から明治に変わってまだ20年ほどの東京が舞台。
文明開化と西洋菓子との組み合わせが面白く
夢中になって読んでしまいました。
ただ後半はやや菓子との結びつきが弱かったかなぁ。
続編もありそうな展開ですね。
今年18冊目/3.5点(5点満点)