石持浅海「賢者の贈り物」
- 作者: 石持浅海
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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同期の女の子を呼んで開いた週末の鍋パーティー。
みんなを送り出した翌朝、部屋には、女物の靴が一足。
代わりに家主のサンダルがなくなっていた!
週明け出社しても、その間違いを誰も申し出てこないのはなぜ? (ガラスの靴)
フイルム・カメラから、デジタル・カメラに切り替えた私に
妻がプレゼントしてくれたのは「カメラのフイルム」だった!?
私がフイルム・カメラを使用していないことは
妻も知っているはずなのになぜ? (表題作・賢者の贈り物)。
本格推理の新旗手が、軽妙、洒脱に
古典・名作に新たな息吹を吹き込んだ意欲作10篇を収録。
*
出来不出来にややバラつきがあるように感じたものの
どれも楽しく読ませていただきました。
石持さんらしい論理の展開が見事。
よくもまぁ、そこまで考えるものだと感心します。
謎の女性・磯風さんも効いてましたね。
装幀はひどいなぁ。
今年16冊目/4点(5点満点)