永瀬隼介「閃光」

閃光 (角川文庫)

玉川上水で男性の扼殺体が発見された。
捜査陣に名乗りをあげた老刑事・滝口と
相棒に選ばれた巡査部長の片桐。
滝口はこの殺人事件に三十年以上前に起きた
“三億円事件”との接点を見い出す。
その頃、殺された男と三億円事件当時仲間だった連中が
にわかに再会を果たしていた。
昭和最大のミステリーに、
緊密な文体と重層的なプロットで迫る犯罪小説の白眉。
＊
歴史的大事件である三億円事件の事実を基に組み立てられた犯罪小説。
面白いんだけど、中盤がやや冗長に感じられました。
共感でき、感情移入できる登場人物がいないのも
物語の中に入り込めない原因か？
この小説の中では白バイはシートカバーを引きずってないんですね。
今年10冊目／3点（5点満点）