ディック・フランシス&フェリックス・フランシス「審判」

審判 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

審判 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

弁護士のジェフリイ・メイスンは、法律事務所に勤務しつつ
休日はレースに出場するアマチュア騎手。
ある日、トップ・ジョッキーのバーロウが干草用の
ピッチフォークで串刺しにされるというショッキングな殺人事件が起き
ライバル騎手のミッチェルが逮捕された。
騎手仲間であるメイスンは弁護を依頼されるが
その直後から「弁護を引き受けてわざと負けろ」という
奇妙な脅迫の電話やメールが届き始める。
恐怖と職業倫理の間で揺れ動くメイスン。
真実を白日の下に晒すため、そして自身の誇りを取り戻すため
満身創痍のメイスンは法廷に立つ。
競馬シリーズの興奮にリーガル・サスペンスの醍醐味を盛り込んだ
巨匠フランシスの意欲作。

出来はともあれ、フランシスの本が読めるというだけで嬉しいのに
いざ読み始めてみると、これはなかなかいいじゃありませんか。
息子フェリックスの影響が良い方向に出たのかも。
法廷場面もよく書けていましたね。(←えらそ〜)
「衝撃の結末」は賛否両論でしょうか。
今年3冊目/4点(5点満点)