大崎梢「夏のくじら」

夏のくじら

夏のくじら

都会での受験に失敗し、不本意にも親の故郷・高知で
学生生活を送ることになった篤史。
従兄弟から本場「よさこい祭り」に参加してくれと懇願され、
渋々ブログ開設や踊りの練習をしていくうちに、及び腰が本腰に。
若者と祭りの熱気を爽やかに描ききった傑作長篇。

名前だけは聞いたことがあるが
ほとんどなにも知らなかった「よさこい祭り」。
主人公を参加チームのスタッフにすることで
祭りの裏側の面白さやタイヘンさが感じられ
よさこいに対して非常に興味が湧いてきました。
踊るシーンが臨場感たっぷり…という感想が見受けられますが
わたしはそのシーンはサラッと書きすぎかなと思いましたがねえ。
ラストも、そうしちゃいましたかぁ…。
3.5点(5点満点)