北村薫「ミステリ十二か月」

ミステリ十二か月 (中公文庫)

読み巧者・北村薫が《昔のわたし》に手渡す気持ちで選んだ50冊。
出会えて良かったと思える本が必ずあります。
大野隆司の版画が彩る極上ミステリ案内。
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読売新聞に連載されている時は
これからミステリを読む若い人を対象に書かれていたようなので
定番を中心としながらも、
北村さんの心遣いが感じられる作品選びになっています。
ミステリ上級者には、第3部のエッセイと
第4部の有栖川有栖氏との対談が、より深く楽しめる構成に。
有栖川有栖氏のガイド本？「有栖の乱読」も読みたくなってきました。