平安寿子「セ・シ・ボン」

セ・シ・ボン

セ・シ・ボン

生き迷っていた若いタイコが、留学先のパリで出会った、
風変わりな人物、おかしな出来事。
笑って、あきれて、やがてしみじみとする、調子っぱずれの留学物語。

てっきり小説だと思って読み始めましたが
著者が実際に3か月間パリに滞在した時をネタにしたエッセイでした。
…それも30年近く前の話。
とくにトピックスがあるわけでもないし
ビックリするような変わった人物が登場するわけでもないし
ダラダラと続く、盛り上がりのない留学話でした。
う〜ん、残念ながらイマイチ。