手塚治虫の『新宝島』 その伝説と真実

satkubota2007-12-11

手塚治虫の「新宝島」その伝説と真実

手塚治虫の「新宝島」その伝説と真実

知らない間に、こんな本が出てました。
野口文雄著「手塚治虫の『新宝島』 その伝説と真実」。
野口文雄さんといえば手塚マンガのコレクターであり
研究家としても有名な人。手塚の主な復刻作品は
ほとんど野口さんの手によるものと云っても過言ではないでしょう。
なんでも〜ある出版社から「『新宝島』を復刻したいので、
企画書を書いて欲しい」と頼まれたところからスタートし、
これを書いているうちに、勝手にどんどん膨らんでいって、
400字の原稿用紙50枚にもなったんですよ。
その後、復刻は中止になったんですが、この企画書を大幅に書き足し、
さらに第2章を書き加えて、今回の本にまとめた〜そうです。
さっそく買わなくちゃ。
写真は、「新宝島」の一場面。
地図を持った人物を描かずに、奥にいる人物に焦点を当てる。
こういう描き方は戦前の漫画にはまずないし、
すごく映画的な構図…なんだそうです。なるほど。