有川浩「空の中」

空の中

空の中

200X年、二度の航空機事故が人類を眠れる秘密と接触させた。
「変な生き物ゆうたわね?そやね?」…秘密を拾った子供たち。
「お前を事故空域に連れて行く。話は現場を見てからだ」…秘密を探す大人たち。
秘密に関わるすべての人が集ったその場所で、最後に救われるのは誰か。
第10回電撃小説大賞大賞受賞作家・有川浩待望の第2作。

図書館シリーズでブレイクした有川さんの3年前の作品。
自衛隊三部作と呼ばれているようですね。
すでにデビュー作で第1作の「塩の街」と
第3作の「海の底」は読んでいますが、
いずれも面白い小説だったので、これも面白くないはずがない。
中盤で少し理屈っぽくなるところが気になったけれど
単なるパニック小説ではなく、
出てくるキャラそれぞれが良くできていましたね〜。
感情を持つ「フェイク」がいとおしい〜!
4点(5点満点)