山本幸久「渋谷に里帰り」

渋谷に里帰り

渋谷に里帰り

スクランブル交差点。
人ごみの中、センター街へむかって走る。負けるものか。
走りながら稔は胸の内で繰り返す−。
ノスタルジックな渋谷を描いた、渋谷オシゴト系青春小説。
NHK出版ホームページ連載に加筆修正して単行本化。

誰かが「営業引き継ぎ小説」と書いていたが
まさしくその通り。
キャラクターも立ってて、面白いのは面白いんだけど
なんか、あっさりしすぎているカンジですねえ。
もうちょっと「引っ掛かり」が欲しいなぁ。
3点(5点満点)