真保裕一「追伸」
- 作者: 真保裕一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
無実を信じる祖父の間で交わされた手紙には、
誰も知ることのない真実が語られていた。
*
ギリシアに赴任した夫と日本にいる妻との間で
交わされた往復書簡の中に
その妻の祖父母の往復書簡が挿入されるという
二重構造の凝った構成なのですが、
結局何が言いたいのか、わたしには最後までわからず。
わざわざ手紙の形式にしても、
あまりにも説明が多く、なんか不自然だったしなぁ…。
それでも出るたびに読みますよ、真保さん。
なにしろ、あの「奪取」を書いた作家ですから。
3点(5点満点)