角田光代「八日目の蝉」

八日目の蝉

八日目の蝉

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。
家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。

1部と2部で語り手が変わる二部構成。
語り手というのは誰か?どんな展開か?というのは
興をそぐ可能性があるので詳しくは書きませんが
親子とは、家族とは…という問題を考えさせられる話。
ラストがせつないなぁ。
3.5点(5点満点)