荻原浩「千年樹」

千年樹

千年樹

木はすべてを見ていた。
ある町に、千年の時を生き続ける一本のくすの巨樹があった。
千年という長い時間を生き続ける一本の巨樹の生と、
その脇で繰り返される人間達の生と死のドラマが、時代を超えて交錯する。

いやぁ〜、しみじみウマイなぁ。
昭子おばあちゃんの話なんかウルウルきてしまうほど。
あちこちの書評でも、なかなか好評のようです。
なかには「荻原浩の新しい代表作」というものもあったりして。
ひょっとして、この作品で直木賞かも…?
しかし、あえて云わせてもらうと
個人的にはもっとエンターテイメント性豊かなものが読みたい。
わたしの中ではやっぱり「母恋旅烏」がベスト。
4点(5点満点)