道尾秀介「片眼の猿」
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/02/24
- メディア: 単行本
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今はある産業スパイについての仕事をしている。
地味だが報酬が破格なのだ。
楽勝、と思いきや、いつの間にか殺人事件に巻き込まれてしまった――。
サプライズ・マジシャン道尾秀介が周到に張り巡らす読書の罠。
見逃すな! 仕掛けは至るところに潜んでいる。
*
「シャドウ」「向日葵の咲かない夏」につづき
道尾さんを読むのはこれで3作目。
前の2作と違って、今回はハードボイルドタッチ。
その中に謎解きやいろんな趣向が盛り込まれています。
ただ、正面きっての謎解きとしては、ちょっと弱いか?
解決にはちょっと不満が残るし、
「驚愕の仕掛け」も個人的な感想からいえば、やや不発。
トランプの使い方も、あまり活かされてないように感じました。
3点(5点満点)