歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車取り」
- 作者: 歌野晶午
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/12
- メディア: 新書
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インターネット上で殺人推理ゲームの出題をしあっている。
密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人当てなどなど。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。
出題者の手で実行ずみなのである……。
茫然自失のラストまでページをめくる手がとまらない、
歌野本格の粋を心して噛み締めよ!
*
推理ゲームとしては、なかなかの高いレベルで
こちらが予想したより、もうひとつ上をいく答えに納得。
面白い小説でした。
でも、最後の章はなんなんでしょう? あれは必要?
それにしても、昔なら、バカバカしいと思える設定が
今の世の中では非常にリアルに感じられ、不気味になるほど。
4点(5点満点)