伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」

フィッシュストーリー

フィッシュストーリー

売れないロックバンドが、最後のレコーディングで叫んだ音にならない声が、
時空を越えて奇蹟を起こす。
伊坂幸太郎の真骨頂とも言える多重の企みに満ちた表題作他、
読者人気の特に高い“あの人”が、今度は主役に!
デビュー第一短編から最新書き下ろし中編まで、
変幻自在の筆致で編んだ伊坂流ホラ話の饗宴。

読んだらすぐに忘れちゃうわたしは、よく憶えてないんですが
伊坂さんの作品の登場人物は、ほかの作品とよくリンクしています。
(このリンクについては、ファンサイト「無重力ピエロ」が詳しいですよ)
この「フィッシュストーリー」でも、
あちこちで「あの人」や「例のエピソード」が登場し、
ファンにとっては、そういう意味でもうれしい作品。
最後の「ポテチ」の評判が良いようですが
わたしは表題作「フィッシュストーリー」がイチバン。
「動物園のエンジン」も良かったなぁ…。
4点(5点満点)