森博嗣「ηなのに夢のよう」

ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)

地上12メートルの松の枝に首吊り死体が！
遺されていたのは「η（イータ）なのに夢のよう」と書かれたメッセージ。
不可思議な場所での「η」の首吊り自殺が相次ぐなか、
西之園萌絵は、両親を失った10年まえの飛行機事故の原因を知らされる。
「φ」「θ」「τ」「ε」「λ」と続いてきた一連の事件と
天才・真賀田四季との関連は証明されるのか？
Gシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮！
＊
いつも書いてるように森さんの作品は
ミステリー的趣向を楽しもう…というよりは
キャラクターたちの言動やシャープな会話を楽しみながら読んでます。
今回もそこのところでは非常に面白かった…のですが、
いくらミステリー的趣向は二の次とはいえ
あの終わり方はどうなんでしょうか？
ちなみに最後に出てきたトーマの話は
現実の話とダブって読んでしまいました。
3点（5点満点）