森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。
吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、
「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。
「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。
二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、
そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!
キュートで奇抜な恋愛小説in京都。

いますごく評判がよく
先日発表された本屋大賞の候補にもなった作品。
読書中のコメントにも書いたように
わたし自身が生まれも育ちも京都で
出てくるどの場面もよく知っているところなので
アタマにその絵が浮かんできて
より面白く感じられたように思います。
さらに出てくるキャラがみんな魅力的。
ちょっとクセのある文章と
ファンタジー的な妄想?に付いて行ければ
楽しめること間違いなし。
4点(5点満点)