北國浩二「夏の魔法」

夏の魔法 (ミステリ・フロンティア)

夏の魔法 (ミステリ・フロンティア)

22歳の老婆は、少女の頃の思い出に満ちた南の島で、
人生最後の夏を静かに過ごすはずだった。
しかし彼女はそこで、逞しく聡明な青年に成長した
かつての初恋の相手と再会する。
緑濃い真夏の島で進行する、哀しい願いの物語。

非常に魅力のある設定で
最初から話の中に引き込まれてしまいました。
どこのあたりで秘密がバレるのかと
ドキドキしながら読み進めていたら、まったく意外な展開に。
あまりにも痛く哀しいラストになってしまいました。
個人的には、違うラストでも良かったんじゃないかと思うのですが…
4点(5点満点)