島田荘司「最後の一球」

最後の一球

最後の一球

奇跡が起こったよ石岡君…。
「2番手の男」が投じた友情と惜別の一球が、
御手洗も諦めかけた「事件」を打ち砕く!
心踊る感動の青春ミステリー。御手洗潔シリーズ長編。

最初にこそ、御手洗&石岡コンビが出てきますが
そのあとはほぼ全編、ある人物のモノローグ。
「最後の一球」に行き着くまでの「壮大な回り道」のお話です。
しかし、回り道とはいえ、ストーリーとしてはなかなか読ませます。
ただ…もうひとりの人物の「犯行」(未遂ですが)の方法が
あまりにも不自然。もっと簡単な方法があるのに…。
それに御手洗が、この人物にたどり着いた過程が
全然書かれてないんじゃないの?
わたしの読み落とし?
3点(5点満点)