有川浩「図書館内乱」

図書館内乱

図書館内乱

相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ!
山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや
小さな恋のメロディを叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。
迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!?
どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! 
いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾。

章ごとにテーマが変わる連作短編のような構成ながら
最後につながっていくわけですね。
今回もハラハラしました、笑わせてもらいました。
「戦争」は、郁を中心の話だったように思うんですが
「内乱」は、ほかのキャラクターにもスポットを当ててあり
より深く物語の厚みが増したようなカンジ。
でも、最後があそこで終わるとは…。
来年2月の「危機」まで待たないとダメなのかぁ…。
4点(5点満点)